「ズッコケ中年三人組」那須正幹

図書館でこれの次に何を読もうか、
大作の後は軽いのがいいなぁと物色中に
ふと書棚から存在を猛アピールしてきたのが本書。

「ズッコケ三人組」シリーズのことは知ってはいたが、
いままでに1冊も読んだことはない。
なのに、彼らが中年になっての続編を読むのもどうかだが、
気づいたら本書を手にしていた。

で、読み進めると、これは面白い。
旧作を読んでいなくても、すぐに物語に入っていける。
かつての少年たちは、それなりに年を取って、
それなりの人生の問題を抱えていた。
そこへ割入るかつてのライバル怪盗X。
はて、ズッコケ中年三人組と怪盗Xの対決やいかに!?

中年編の続編が年々出ているようなので、
これから追いかけていこう。

ところで、本作中の町名が、
やたらと、むか~し父が住んでいた街(オレの本籍地)の町名が多い。
薬研堀、八丁堀、紙屋町、袋町、などなど。
ミドリ市はあの町なんだろうなぁと目星をつける。
読み進む内に確定するだろね。

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「巨人たちの落日 上・中・下」ケン・フォレット

3冊で1500ページを超える大作を約2週間かけて読了。
しかし、読後感は重い。

同じく1500ページを超える同じ作者のこれとかこれの爽やかな読後感とは
比べものにならない重さだ。

そもそも主人公の数が多すぎる。
第一次世界大戦時の英、独、露、そして米の若者8人の
戦争や革命に巻き込まれ、あるいは逆境から立ち上がる、
愛しあい憎しみ合う姿を描く。
のだけど、読了しても物語は中途半端なのだ。

訳者あとがきの最後の最後にその答えがあった。
なんと! この作品は、「フォレットが命名したところの、
20世紀をテーマにした<百年三部作>の第一作目」だと。
なるほど。だからの中途半端なのかぁ。

逆にいえば、この続きをまだ3000ページも読めるということ。
今後に期待しよう (^_^)

以下、作品中、メモしたいくつかの言葉を。

アメリカのウイルソン大統領、ヨーロッパの戦争に参戦するか
どうかの瀬戸際で。
「世論は矛盾してはならぬという決まりはないからな」

イギリスのエヴァンス大尉、準備した大作戦の実施の岐路に立って。
「(兵隊や軍備を)ここに埋めましょう」

革命の動きを制する政府の対応に対して、主人公の1人グリゴーリー。
「文句をいう者の不平には取り組まないで、その者は抑えこむ」

戦争勃発時に新聞は、相手国の自国在住者に対し排斥運動を煽った。
「人間は憎む相手を求めるのが常であり、新聞はいつでも
 その需要を満たそうとする」

う~む、ヒトは歴史からあまりモノを学ばないような気がする...。

次作「凍てつく世界 I」に続く場合は、つづく

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「ALWAYS三丁目の夕日'64」原作:西岸良平 監督:山崎貴

で、柏の葉のMOVIXで観てきた。
この記事を上げてから、
自宅近辺の映画館を検索してMOVIXをヒットしてそのまま予約、
完全ではないものの座席指定もしてから、
14時10分の回に余裕で間に合った。
今後はこの映画館にしよう。

1957年生まれのオレにとって、
最初のまとまった記憶が東京オリンピックなのは、
当ブログでも何度か触れてきた。

今回の三丁目の夕日'64は、まさにその1964年を舞台にしている。
ま、オレの育ったところと、映画の舞台の東京とでは、
近代化の波の伝わり方でだいぶん差があるものの、
時代の空気というものははっきりと感じる。
世界長やマルオーの看板なんかで特にね (^_^)

秋田弁が抜けない六子、いいなぁ。
堀北真希が画面に映るたび、じんわりしてた (^_^;;;
茶川商店の隣でいつもモチを焼いている爺さん、謎だ!?
コーラの自販機の横で座っているピエール瀧、
あっはっは、いたいたこんなおっさん。
あの自販機、ときどきコーラが抜けなくなるんだけど、
そのためにいたとしか思えなかったにゃ (=^・^=)

あ、そうそう、冒頭のゴム動力の飛行機を飛ばすシーン。
最初に一平が飛ばしたのは合格点だけど、
次に子どもが飛ばすのはダメ!
すこ~しペラを回してから投げなきゃ、
うまく飛ばないんだけどなぁ。

映画の日とはいえ、平日のせいか、客の入りは2割ほど。
ほとんどがご年配な方なものの、
横に座ったのは妙齢の美人。
その美人がずうっとすすり泣いていて、
映画もそうだけど、こっちの方も気になった。

MOVIXの予約システム、なぜかエリア指定しかできない。
空いている席を示すような形にしてくれれば、
2割しか埋まっていないのだ、隣が空いている席を指定できるのに。

とはいえ、映画館から出るとちょうど夕日の頃合い。
ぴったしカンカ~ン!
満足満足。

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「私をスキーに連れてって」監督:馬場康夫/BSフジ

ザッピングしている時に、
BSフジのこれに捕まった。

なっつかし~ (^_^)
にしても、原田知世の可愛さ、半端ね~なぁ!
オレ、あの頃は、姉の原田貴和子さんのファンで、
「彼のオートバイ・彼女の島」で
いきなりヌード・デビューにびっくりだったっけ。

主人公矢野(三上博史)と優(原田知世)のデートシーン、
スキーショップや先輩の家でスキー談義ばっか、笑える。
オフィスでのドット・プリンタの音、バドワイザー、
セリカ2000GT-FOUR、スキー場での無線、スキー、長っ。

その長いスキーをくるくる回してのウェーデルン、
うまいなぁ!

いま、仲間は蔵王、行きたかったなぁ...。

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「百瀬、こっちを向いて。」中田永一

誰にでも、思い出すなり赤面する思春期の思い出がある。
あ~、あの頃って、なんであんなバカ、
マジにやってたんだろう、ってね (^_^)

本書は、そんな思春期を舞台にして、
すこし変わった設定での男女の愛を描く。
幼なじみの先輩の彼女の擬似恋人をしたり、
川で溺れて6年間眠っている間に追い越された後輩との仲とか、
バイトで偶然知った教師の秘密とか、
わざわざブスメイクをして通学したりとか。

でも、オレたちもけっこう似た設定の恋愛を経験している。
本人同士は変わっていることには気づかないんだよな。
あんなヤツやこんなヤツ、あんな恋やこんな恋、
思い出す思い出す、こっ恥ずかしい限り (^_^;;;

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「シベリウス・バイオリン協奏曲@N響アワー」Eテレ

クラシックをめちゃ聴いていたのは20歳頃のこと。
きっかけは、シベリウスのバイオリン協奏曲だった。

今日のN響アワーは、そのバイオリン協奏曲と、
同じくシベリウスの交響詩フィンランディアの組み合わせ。
あ~、懐かしい。

バイオリン協奏曲、
竹澤恭子さんのソロは、第1楽章では普通だったが、
第2楽章冒頭の低音弦のパートがすンばらしい!
続くオーケストラパートを挟んで、
さらに美しい高音弦パートの見事さ。
これは名演。

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今日は映画三昧

箱根駅伝にはなんの波乱もなく
東洋大学の圧勝が確定したので、
午後のウォーキング後は映画三昧の日とした。

まず、「アウトレイジ」。
おお~、現代版「仁義なき戦い」やね。
カネを稼げるヤクザが昔も今も貴重。

次に、「トイ・ストーリー」。
去年、エラく感動したこれの第1作。
もちろん、あえて日本語訳で見る。
バズ役所ジョージのとぼけた声が最高っ!

最後に「日本海大海戦」。
小学校の時に見たこの映画を、
「坂の上の雲」の影響でもう一度見たくなった。
三船敏郎、稲葉義男、仲代達矢、加山雄三、笠智衆、佐藤允などなど...、
名優がいっぱい。
お涙ちょうだいではない、
エピソードを淡々と続けていくストーリー展開が素晴らしい。

まだまだ見たい映画が目白押しだが、
今日はとりあえずここまで。

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「この国の「問題点」」上杉隆

この本の続編。
間に東日本大震災&福島第一原発事故が加わったために、
内容は、より一層、過激になっている。

冒頭から、
「もはや日本にジャーナリズムは存在しないのだろうか?」
と問いかけ、徹底的に日本のマスメディア、記者クラブを批判する。

そういえば、田中龍作氏が指摘した、東電の勝俣会長が震災時に
マスコミ幹部を連れて中国旅行していたことは、
その後、どうなったのか。

そういえば、原発事故後にテレビに出ずっぱりだった水野解説委員が
最近、出ているのを見なくなったのはなぜか。

そういえば、上杉氏自身も、震災直後に人気番組から降ろされたっけな。

まえがきの締めが笑える。

「(政府軍部新聞の3者が情報統制した)70年前から、この国の
 「問題点」は変わらないのです。だからこそ、私は何度でも
 同じタイトルで本を出版できる」
「早く、このシリーズが出版できない世の中が来ることを、
 心から願います」

と。

ー(長音記号2) ー(長音記号2)  「大人の千羽鶴」に参加中。つがいの鶴を被災地宛てに飛ばそう!


「ガンジス河でバタフライ」たかのてるこ

昨夜、ふとつけたラジオで鴻上尚史氏が、
「いまの若者は、自分探しの旅に出るチャンスが減った」
ようなことを言っていた。
なぜ? という肝心なところを聞き逃してしまい残念だが、
おそらくは、未知の部分に飛び込んでいくモチベーションが
なんでもそろっているいまの若者には欠けている、
と言いたいのではないか、と。

今日のkenichiromogi先生の連続ツイートもまさに、
「新しいことに挑戦すると、それだけ濃密な時間を過ごす
ことができる」ことについてだった。

本書は、作者たかのてるこ氏が新しいこと(海外ひとり旅)に
挑戦する、まさに最初の一歩の記録だ。
新しいことへの希望と不安と喜びに満ちていて、プラス、氏の
行動と周りの人とが抱腹絶倒に満ちている。

中でも傑作なのは、マレーシアで男に連れ去られそうになった時の
氏の行動。「私なんか売りもんにならないってば。私は必死で腹を
つまみ、自分のデブり具合をアピール」って、いかに必死だった
とはいえ、女捨てすぎやん (^_^)

いや、こゆ自分をさらけ出してこそ道(未知)は開けるってものだ。
あ~、オレもかつてはバックパッカー見習いだった。
いまこそ新しい未知に飛び込んで道を開かねば。
旅に出る必要はない。身近ななにかでまずは動こう。

ー(長音記号2) ー(長音記号2)  「大人の千羽鶴」に参加中。つがいの鶴を被災地宛てに飛ばそう!


「県庁おもてなし課」有川浩

本書でも触れていて大笑いしたのだが、
はりまや橋は日本三大がっかり名所の一つである。
(あと2つは、札幌の時計台、那覇の守礼門と。
けど、がっかり度合いははりまや橋がダントツの1位だ)

高知を旅した人に感想を聞くと、
真っ先にこれを上げる人のなんとも多いことか。
いまのはりまや橋は改装して、
それでも以前よりはマシになったんだぜ~と言っても、
観光客の騙された感は決して癒されない。

それが、ここ数年、様子がすこし変わってきた。
はりまや橋や龍馬の銅像しかない桂浜なんかには行かないのだ。
代わりに、四万十川の沈下橋の端に座って本を読んだとか、
コウゾとミツマタが植えてあるのを初めて見たとか、
紙漉き体験をして和紙を作ったとか、
カツオのたたきってワラを焼く火にかざして作るんだとか、
明らかに、高知を旅しての感想が異なってきた。

さすがに、地元の観光業者も売り方を変えてきたのだろう。
高知に住んでいた頃には特に珍しいとも思わなかったことが、
旅する人には珍しくも貴重な体験になるだろうことに気づいて、
売るべきものや見せるべきものを変えた効果が
多少なりとも出てきていることを感じていた。

しかし、個別の業者ができることには限度がある。
やはり県自体が主体となって積極的な旗振りをしなければ!

本書は、そういった観光立県での旗振りを目指す本丸、
高知県庁のおもてなし課を舞台に展開する。
難敵お役所仕事とのバトルは正直苦笑あるのみ (^_^;;;
作者お得意の恋愛ふりかけも適宜。

蛇足ながら、
近森明神中平といった高知以外ではあまり見ない苗字に、
それぞれの苗字に絡む個別の思い出が重なった。
あと、全編に流れる方言は、テレビなどでよく聞く土佐弁とは
明らかに異なる、懐かしい高知市近辺の高知弁だ。
併せてとても懐かしく感じ、ここのところ空手形ばかりだが、
これも近日中に高知に行ってみなきゃなと思うことしきりだぁっ。

ー(長音記号2) ー(長音記号2)  「大人の千羽鶴」に参加中。つがいの鶴を被災地宛てに飛ばそう!


「うるさい日本の私」中島義道

初めて知床半島に行ったときに、ほとんどすべての観光地に
「知床旅情」が大音量で流れていて興ざめしたことを思い出す。
青春期に行ったスキー場では松任谷由実の歌が繰り返し流れていて、
それ以降中年になるまでスキー場から足が遠のいた。
かつて家族で行った雨の桜まつり会場で、誰もいない中そればかり
繰り返していた「ブルーライトヨコハマ」は、今も恐い夢でのBGMだ。

いましがたも「今年初めての巡回です。灯油はもうお使いでしょうか?」
と、灯油の移動販売のクルマが騒音をまき散らしている。
これからの季節、カン太郎やらイッツ・ア・スモールワールドやらを
がなりたてての灯油販売の連続波状攻撃を、
夜勤明けなんかに受けると思うと気が重くなる。

なぜ日本では「バス・電車・デパートから駅の構内、物干し竿の
宣伝まで、けたたましくスピーカーががなりたてる」のか?

哲学者中島義道氏の戦いの歴史が本書だ。
kenichiromogi氏のツイートに本書を発見して読んでみたが、
ハゲ同しきり!

「騒音鈍感民族」よ、なんとかしてくれぃ、マジに。

ー(長音記号2) ー(長音記号2)  「大人の千羽鶴」に参加中。つがいの鶴を被災地宛てに飛ばそう!


「安全な妄想」長嶋有 画:100%オレンジ

「小島慶子 キラ☆キラ」のポッドキャスティング
長嶋有氏の新刊として紹介された本。
中にジャパネットのことが書いてあるとのことで、
すぐに入手して読む。

そう、オレもジャパネットDXチャンネルを見ている。
いや、正確に言うと聞いている。
いや、すこしは見ている(本当はね)。
じつはMCの平田さんの(隠れ)ファンでもあるので、
平田さんの出番はしっかと見ているのだ。

え、平田さん? 河野さんや大西さんの方がイケてるのに、って。
いやいや、やっぱ平田さんっしょ。
かわいいお膝や存在感あるお胸を、
たま~に(強調して)見せてくれるなんざ、
オヤジ殺しそのものっ! (^_^;;;

「〇〇することができるんです」「できるんです」「できるんです」
って、もう耳タコ(キンキン)なんだけど、
平田さんのお声で言われるなら許してしまうぅ。

って、じつはオレ、長島氏と同様に、
ジャパネットでは物を買ったことがない。
パソコンなんかつついている時のBGMに最高だ。
聞いている(たまに見る)だけで満足なのだよ。
もうすこし、平田さんの(強調の)出番が増えると
もっともっと満足なんだけどなぁ... (^_^)

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「らいじんぐ産 新幹線」NHK BSプレミアム

新幹線に初めて乗ったのは高1の修学旅行の時だった。
幼い頃に誕生日プレゼントでもらった
夢の超特急のおもちゃが大好きだったオレは、
初めての新幹線に興奮した。

が、新大阪から岡山までは山山山のトンネルばかり。
中でも、トンネル内で減速して停まったら駅だった
新神戸駅のことは、今でもはっきり覚えている。
発車したらまたすぐトンネルで、なんなんだこの駅は!
と叫んだっけなぁ... (^_^;;;

100系のことはとんがりひかりと呼んでいた。
乗りたい乗りたいと思っていたが、いつも0系や300系などの
他の車両に乗ってきて、ついぞ一度も乗っていない。
山陽新幹線で来年3月まで走っているようだけど、
それ以降は全廃とのこと。
全廃までに、一度は乗っておかないとなぁ。

新しい車両で乗りたいのは、なんといっても九州新幹線の800系。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で見たからねぇ。
水戸岡鋭治氏のデザインと向谷実氏の音楽とを体験したい。
けど、九州はなんとも遠い。

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「ちょんまげぷりん」荒木源

この記事で映画版にすこし触れたけど、
原作が読みたくなって読んだ。
わずか半日で完読。
仕事が暇なせいもあるけど、やっぱ
モチベーションこそ命 (^_^)

ほぼ映画版と同じ進行、いや逆か。
映画版が原作にかなり忠実だった。
なので、登場人物が、もろ映画版にかぶる。
つまり、ひろこはともさかりえに、
ともやは鈴木福くんに、
安兵衛が錦戸亮に、といった具合。
あ! プログラマの田中くんがハマり役だった。
こゆプログラマ、いる、いる (^_^;;;

突っ込みどころには困らないが、
そもそうしたことには意味はない。
プリン、ほとんど喰ったことないけど、
喰ってみたくなったな。
自作してみようかな。

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「犯罪」シーラッハ(著)酒寄進一(訳)

どうも、老眼鏡の度が合わなくなったようで、
本を読むのが辛くなっている。
のだが、この本はいっきに読めた。
モチベーションは何にも勝る (^_^)

「犯罪」をめぐる11の短篇集なのだが、
そのどれもが深く重くかつ歯切れがいい。
読む者のイメージ通りに展開したり、軽く裏切ったりと、
飽きさせない緊張感がすばらしい。
「正当防衛」や「エチオピアの男」が特に。

「正当防衛」って、まんまゴルゴ13やん (^_^)

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「生活保護 3兆円の衝撃」NHK総合

生活保護受給者が、最近増えているとは聞いていたが、
まさかこれほどとは!
全国で202万人を突破し、給付額は3兆4千億円に!
全国で一番生活保護受給者の多い大阪市では、
18人に1人の割合、一般会計の17%、2916億円を支給、と。

これほどの規模のカネになると、暴力団や貧困ビジネスなどの
闇の社会が群がってくる。元々、自分で汗水たらしたカネじゃない、
タダでもらったカネだ、カネは低きところへと一気に流れ下る。

まだ働ける世代が大量に生活保護を受けているのが特に問題で、
対策には手厚い就労支援が必要だ。だが、そもそも体力と熱意に
欠ける行政にその余力は少ないし、不況下での求人状況はモロに
底辺のモノへ冷たさを増す。頼みは、志高い市民団体のみ。だが、
その力にも限界がある。

行政の方向は、まだ働ける世代の受給者への規制へと動く。
このままでは行政そのものも破綻する。が、規制を強めれば、
今度は自殺の横行につながりかねない。

あっちもこっちも八方塞がりの中、
時計の針だけは着実に進んでいく...。

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「原子炉時限爆弾」広瀬隆

2010年8月に刊行されたこの本が指摘した「原発震災」が、
東北大震災による福島第一原発の事故で事実となったいま、
もはや原発推進などありえないと思うのだが、
半年も経たずに、泊原発の再稼働が決まるなど、
原発推進の道が復活しつつある。

「トイレのないマンション」とは、
原発の使用済み核燃料の処分方法が確立しない現状を言うが、
六ケ所村再処理工場の稼働延期、高速増殖炉もんじゅの頓挫、
最終処分場は場所も決まらないなどで、この国の原発には
まだ「トイレ問題」は残ったままで、使用済み核燃料を
どんどん溜め続けている。

加えて、今回の事故で生じた汚染瓦礫、各地のゴミ焼却場の
汚染焼却灰、下水処理場での汚染汚泥、除染作業後の
汚染土砂草木などなどを処理する処分場は、
最終処分場はおろか中間処理施設すら決まっていない。

核のゴミの「トイレ問題」を将来に委ねていくオレたち世代は、
それでも「いまの春」を満喫するのか?
否、そんなことはできない。あまりに無責任過ぎる。

のだが、すでに1000兆円もの借金を将来に委ねている
オレたち世代、先送りは得意技、いまが楽ならそれが一番、
なんだよなぁ。゚(゚´Д`゚)゚。
真綿で首を締められるのって、いまのことかもしれないね。

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「きのこる キノコLOVE111」堀博美

8/14の日天での話がおもしろかったので、
さっそく堀博美さんの本を読んでみた。

本を手にすると、小口が汚れている。
図書館の本を粗末にするとはと憤ってじっと見たら、
なんと! 小口には2種のきのこイラストが装丁されていた。
作者堀博美さんの、徹底した
きのこへの愛情を感じるね (^_^)

あ~、でも、オレの敬愛するきのこキャラの
スーパーマリオのキノコに一言も触れていないのは、
かなり残念 。゚(゚´Д`゚)゚。
そういえば、ドラクエに出てくるマタンゴにも。
どうやら作者はゲーム方面には疎いみたい?

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「仁淀川 知られざる青の世界」NHK総合

この川のほとりで7年間住んだ。
川との思い出は山ほどある。

超忙しかった父が、夕方に急遽、家族全員を招集し、
夕飯を弁当箱に詰めて、愛車N360で川の上流へ向かう。
お気に入りのポイントにN360を停めて川に出る。
暗くなるまでの短いピクニックを家族全員で楽しんだ。

ある時、上流の町の城跡で花見の宴が催されていた。
家族で花見に寄ったら突然の雷雨!
あちこちで人が右往左往している間にも、
大音量で流れていた「ブルーライトヨコハマ」。
いまでもこの曲を聞くと見えてくるのは、
嵐の中に舞う桜吹雪。

川沿いの道は瀬戸内海につながっている。
よし行くぞと、ある日、意を決して
友人2人と自転車で山道を登っていったが、
じきに音を上げて、トラックの荷台上で瀬戸内海への峠を越えた。
峠を越えたらすぐに降ろしてもらって、とんぼ帰り。
下り坂は気持ちよかったぁっ (^_^)
なんたる軟弱モノ > オレたち (^_^;;;

沈下橋から飛び込めたら一人前。
足からじゃダメ、頭からじゃなきゃ。
そこそこ深くないと頭から飛び込めない。
飛び込めなきゃバカにされる。
毎年、そのジレンマに悩むうちに
小5のある日、ふと頭から飛び込んでいた。
泡が沸き上がる中に見えてくる青い淵の世界。

つけびんで魚を取るのは禁止だった。
これにさなぎ粉を入れて水中に仕掛ければ、
ほんの数時間であふれるほどの小魚が取れる。
売っている店はなかったが、闇で貸すオヤジはいた。
オレたちガキから1回300円も巻き上げた。
麻薬だにゃ (=^・^=)

父の同僚の1人が、父の不在時によく我が家に飲みにきた。
うちら家族は酒臭いこのオヤジが苦手だったのだが、
ある夏の日から彼は我が家でのスターになった。
川沿いにある彼の実家のスイカ畑に招待してくれて、
スイカとアユとヤマモモを大ご馳走してくれたのだ。
それからは、秋にはカキを、冬にはミカンをご馳走に。
数年後に彼が亡くなったと聞いたとき、
もうあのご馳走は食べられないんだなぁ、と。
残酷なガキだったな > オレ。

ああ、懐かしい。

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「東京スカイツリー 世界最難関への挑戦」NHK総合

う~ん、世界一の難しい工事だとはわかる。
その途中で東北大震災に襲われて大変だったのもわかる。

けど、肝心のゲイン塔のジャッキアップの詳細は不明なのだ。
なにをどうやってどうしてあの3000tもの塔を上げるのだ!

それがわっからないんだよなぁ~ (^_^;;;
企業秘密ってヤツか、残念無念。
せめて、かけらでも見せて欲しかったなぁ... (^_^)

ー(長音記号2) ー(長音記号2)  「大人の千羽鶴」に参加中。つがいの鶴を被災地宛てに飛ばそう!