「再生」石田衣良

小説は、言うまでもなく
主人公の人生全てを言い尽くす訳ではない。
人生のほんの一部分を抜き出すのみだ。

本書は「再生」をテーマにした短篇集。
カメラで風景を切り取るがごとく、
人生をやり直す転機を抜き出していく。

だがそれは長い人生の中での一瞬のことだ。
その後がうまく進むとは限らない。
いくつかの短編ではその後は良いだろうなぁと感じたが、
この人はその後どうなったんだろうと心配するものもあり、
まさに一瞬の切り取りだ。

なかでも「仕事始め」の主人公中山秀則くん、
恋人の真理恵さんとの仲も含めその後が心配だなぁ...。

ー(長音記号2) ー(長音記号2)  「大人の千羽鶴」に参加中。つがいの鶴を被災地宛てに飛ばそう!


この記事へのコメント


この記事へのトラックバック