オレを抜いていったパトカーが先の方でUターンをし、
警官が2人下りて待ち構えている。
ヤな感じ。
は、案の定当たりで、警官の1人が声をかけてきた。
「すみませ〜ん。ちょっと確認させてくださ〜い」
物腰は柔らかいが有無を言わせぬ態度。
自転車を停めて、なんですか? と尋ねる。
「自転車のですね、確認をお願いしたいんですぅ」
もう1人の警官が懐中電灯でオレの自転車の防犯登録証を読み取り、
パトカーへと戻る。
声をかけてきた警官は、自転車の購入時期や買った店を聞いてくる。
「あのですね〜、自転車の盗難がはやっているので、
その念のための確認なんですぅ」
やたらと語尾を流す口調にイラっとしながらも、協力する。
パトカーで調べていた警官が戻ってきて、もう1人に耳打ちすると、
「この自転車、何年前にお買いになったんでしたっけぇ?」
7〜8年、いや、10年前くらいかなぁとあやふやに答えると、
「この自転車、防犯登録がないんですぅ。10年で登録が抹消される
ので、そのせいだと思うんですけどぉ」
で、オレはどうすればいいの? と尋ねるとそれには答えずに、
「確認証を出します。次に聞かれたらこの確認証を示してください」
確認証には、手書きで防犯登録証の番号と所有者該当なしと
記載されていて、警官のものだろうシャチハタ印が捺してあった。
オレが買った自転車なのに「所有者該当なし」とはこれいかに!?
けど、
早く帰って寝たいオレには抗う気力体力とも残ってなかった。
行っていいんですか? と尋ねると、
「お気をつけて」と。
ひとめ10年以上経った自転車なら、盗んでも大丈夫なのかな?
と一瞬思い立つ。
もちろん、実行はしないけど (^_^;;;
良いコの皆さんも実行しちゃいけないよ!


